私の考えを変えてくれた出来事を書いてます。

私が子宮頸癌になった時、放射線治療のみで行いました。

抗がん剤の治療されている方にはよく、放射線治療の方が楽で羨ましいと言われてました。

もちろん放射線治療も大変でしたが、抗がん剤よりはいいと思っていました。

その頃は後遺症があるとは聞いてても、かなり楽観視していました。

退院後しばらくしてから、膀胱から出血して血尿、それから血の塊が詰まり尿が出なくなる、腸は破れやすくなるし、すぐお腹を壊すようになりました。放射線をあてた箇所が火傷をしている状態みたいです。

それでも火傷なら年数が経てば落ち着いてくると思っていました。

でも退院してから２０年は過ぎた頃、たまたま別の病気で入院してたんですが、看護師さんが大慌てになるという事件が起こりました。

バルーンの尿の中に赤や緑などの異物がぷかぷか浮いてます。よく見ると赤は人参でした😅他にも病院の食事で出されたものが浮かぶようになりました。

膀胱と腸が穴で通じてしまったんです💦

慌てて泌尿器科の先生に見てもらい穴が確認されたので、大学病院で診察を受けることになりました。

大学病院で診察を受けた結果、放射線で開いた穴は塞がらないし人工肛門の手術をすることにしましょうと言われましたが、さすがにすぐには返事できませんでした。人工肛門にいいイメージが全くなくとにかく嫌で嫌で仕方ありませんでした。

次の診察の日まで返事は待ってくださいと言ってもとの病院に帰った後泣き続けました。

どうしてこんなに悪いことばかりが起きるのかとも思いました。

ずっと考えがまとまらず数日過ごしたある日、看護師さんが不思議そうに、そういえば人参の姿見ないねと言いました。（なぜ人参なのかというと赤で見やすいのと、よく給食に出るので目安にしていたのです。）

診察してみると不思議なことに穴が見えなくなっていました。先生からもこれなら手術しないでも大丈夫。でも絶対手術になると思っていたとも言われました。

放射線治療を楽だと思っていた私の大きな誤算でした。今回はたまたまいい方向に話が進んだだけなのかもしれません。

ただこれはどうして運が悪いことがこんなにあるんだろうと思っていた私の考えを、否定してくれる出来事でもありました。

私は凄い運を持っている。

悪いことばかりじゃない。

あっても好転する。